国内および海外での性別適合手術(GRS)
手術は日本国内で受けられることをまずお勧めしていますが、海外でのGRS手術を希望される方には英文紹介状をお書きしています。
たとえば、タイのヤンヒー病院なら、日本の公的なガイドラインに沿って治療を行なっており、家庭や職場でGRS手術を受けることが歓迎されていること、染色体検査が終わっており46XYまたは46XXの正常核型であること、HIV検査が陰性である事などが紹介の条件とされています。
日本国内では、今のところ限られた施設しかGRS手術を行なっていないため、海外で手術を受けられる方が少なくありません。帰国された手術経験者の話などから、手術の技術レベルは年々向上しており、病院の設備や看護スタッフの対応も日本の総合病院に引けをとらないようになって来ているようです。
医療に国境はありません。自分に最もふさわしい病院を選ぶのに、日本国内に限定する必要はなくなりつつあります。海外でのGRS手術を決断された方は、英文紹介状をお書きしますので、遠慮なくお申し出ください。
GRS:Gender Reassignment Surgery