カミングアウトについて

2024年GID学会が名称変更→日本GI学会(性別不合)障害と呼ばなくなりました

性別違和感が強く、別の性にかわって人生を送りたいと周囲の人たちに告白することをカミングアウトと言います。性別違和感が強い人が治療を始める際に、最初のハードルといえます。

まずは、両親・兄弟姉妹にカミングアウトして、性別違和感の解消のための治療を支援してもらえるように、十分に話し合うことが大切です。

次は、職場や学校です。偏見や差別から、退職・退学を余儀なくされたりする場合もありますが、勇気をもって進みましょう。

ただし、性別違和感に悩む人の中には、社会的な性を変更しないで治療を受けたいと考えている人も少なくありません。この場合、カミングアウトは、無理に行わないほうがよいでしょう。性別違和感の強さには個人差が大きく、実際に受診されるのは多様な人々の集団で、治療目標も一概に決められないからです。

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